2001年宇宙の旅の呉林樹一のネタバレレビュー・内容・結末

初めて武器を手にして同類を殺し、肉を貪るようになったシーンは胸を打つものがあった。

HALの過ちは許されることではなかったのだろうが、まだ善悪の大小がわからない子供が興味を引くためにイタズラをしてしまい、虐待をしているようで悲しかった。
そういう動機では無いのだろうけど。

ラストシーンへの流れも奇妙で唐突だった。

全体を通して音楽がとても少なく
呼吸の音、無音、テンポの重さなど
時の流れを非常に長く感じさせる部分が多かったが、それも全て映画を見ると言うよりもある種の疑似体験させる為の演出だとするのなら、本当に恐ろしい演出だ・・・


気軽に見れるものでは無いので誰にもオススメは出来ないけど、一生のうちの2時間くらいはこの作品を見ることに割いても良いのではないかと思った。