1968年にCG無しでこの表現、技術は本当に凄い。今のSF映画と比べても遜色ないというかこちらの方が私は好きだ。勿論この作品がその後の数々の映画へ多大なる影響を与えたのは言うまでも無い。
ストーリーは超難解。え？…え？の繰り返し。衝撃的すぎて目を離せなくなった。
もっと理解したいと思って町山智浩さんの解説を聞いて全てに納得がいき、スタンリー・キューブリックの成し遂げたことに驚嘆した。
(他に聞いた方がいい解説があれば教えてください。m(_ _)m)
元々あったナレーションや専門家の証言シーンをカットし、物語を繋げるシーンをわざと順番を変えて、意図的に説明しない作りにしている。
説明しなさすぎ（笑）だけど、そうする事でこれだけ語り継がれる作品が生まれたわけで。
公開当時色んな憶測が飛び交ったと思う。(後に小説版や、インタビューで監督本人が謎を明らかにしているそうだけど)
観終わってから観客たちが、あのシーンはこうなんじゃないか、いやそうじゃなくてこうだろう。といった会話が行われていたかもしれないと思うとにやにやしてしまう。
それも映画を楽しむ醍醐味だと思う。
やはり名作にはそう言われるだけの理由があると納得させられた。
3/7のスタンリー・キューブリックの命日には間に合わず、8日に鑑賞。この人に影響された映画人は多いと思うけど、同じような作品を作れる人はいないだろうな、、ほかの観ていない作品も観ようと思う。
