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恋する人魚たちのseapony3000のレビュー・感想・評価

恋する人魚たち(1990年製作の映画)
5.0
大好きな映画。不完全な母娘3人全員のストーリーがきちんと描かれているの素晴らしい。男でひと悶着ある毎に街から街へ引っ越しちゃって娘たちを振り回すダメな母親のシェールなんだけど、彼女なりの哲学があって必死に子育てもする。娘たちの父親や自分の歴代のボーイフレンドを悪く言わない精神(ひとりの時に大泣きしていたとしても)が思春期のウィノナへの愛情へと繋がる。大晦日の夜、娘たちに留守番させて仮装パーティーへ出かける際、人魚のコスプレをしたシェールと娘たちがはしゃいでバスタブで重なり合う場面はささやかで幸せな瞬間として最高のシーン。
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