テレビとかでアンコール・ワットを見かけるとこの映画を思い出す。
実在した写真家の一ノ瀬泰造さんについてはわからないけれど映画を観終わる頃にはすっかりタイゾーのことが好きになってしまっている。
戦場で撮った写真を新聞社に売ってお金を稼ぐことで生きている戦場カメラマンの実態、より過激な写真が求められ高値がつく中タイゾーの写真には10ドルの値打ちしかつけてもらえない…
不器用でまっすぐなタイゾーの撮る写真こそ戦争の真実の姿を写しているように思う。
酒場でケンカに巻き込まれても決して手を出すことのないタイゾーの姿に強い信念を感じたし、明るくフレンドリーな性格からあんなに子供たちから慕われているのも納得。
「タイゾー!タイゾー!」って何度も連呼されるもんだからあの声がずっと耳に残っちゃってるなぁ…こりゃしばらく消えそうにないや。