あつぼう

地雷を踏んだらサヨウナラのあつぼうのレビュー・感想・評価

地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)
3.8
一ノ瀬泰造さんを知ってる人はもちろん知らない人も是非観て欲しい映画です。
自分自身、一ノ瀬泰造さんを知らなかったので、映画を観る前に一ノ瀬泰造さん関連のHPにお邪魔して勉強してから観ました。
一ノ瀬泰造さんの公式HPです。
http://www.taizo.photographer.jp/

彼が生涯をかけて撮った写真を見て戦争の愚かさを再確認してほしいものです。
戦争の悲惨さを目の当たりにしながらも写真を撮り続け最後は自分の命を賭けてまでアンコールワットに向かう姿に感動しました。
激動のインドシナ半島を駆け巡るうち、やがて解放軍の“聖域”〈アンコール ワット〉を撮影することにとり憑かれてしまいます。
“うまく撮れたら、東京まで持って帰ります。もし、地雷を踏んだらサヨウナラ”と書き残した彼はその後、消息不明となってしまいました。
地雷を踏んだらサヨウナラと告げて自転車に乗って消えていくシーンは切なかったです。
浅野忠信の演技力はすばらしいです。一ノ瀬泰造さんを自然体で演じてる。少年を抱えて静かに歩く姿が焼きついてます。


※【ここから少しネタバレです】

一ノ瀬泰造さんは約9年後の1982年2月1日にシェムリアップから北東に14kmブラダックの草原にて両親により遺体確認されました。
ご冥福をお祈りいたします。
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