よーだ育休中

ザ・コアのよーだ育休中のレビュー・感想・評価

ザ・コア(2003年製作の映画)
2.0
突如地球の核が活動を停止。地球を取り囲む電磁場が乱れ、動物の異常行動・電子機器のトラブルによるペースメーカー患者の突然死や、スペースシャトルの着陸ミス等の異様な事態が続発する。電磁場の消失が迫っており、それは太陽風の直撃による地球滅亡を意味していた。


惑星規模の災害による人類滅亡の危機を描くディザスタームービー。世界各地で異常事態がジワジワ広がっていって、様々な専門家が科学的考察を並べて解決のためミッションに挑むという物凄く既視感のある構成。宇宙(隕石)と地底(核)の差はあるものの、どうしても「アルマゲドン」や「ディープインパクト」の二番煎じ感は拭えない。序盤のスペースシャトル不時着のシーンがピークだったかなぁ。

いきなり分厚い岩盤も一瞬で貫くスーパー衝撃波が登場したかと思えば、ファンタジー要素を散りばめた地底世界が描かれる。この手の作品に科学的考証を求めるのは野暮でしょうが、前半の破天荒理論とのギャップを感じざるを得ない。いや、映像化するとこんなもんなのか。言葉ってコワイ。


何とも起伏の乏しいミッションの過程で、これでもかとばかりに、かなり強引に仲間たちが脱落していく。脱落の仕方が雑すぎて何一つ感情移入できない。ヤケクソでばったばったと倒れられても…。仲間が脱落した後にも関わらず、涼しい顔のクルーもすごい笑


Aaron Eckhartを起用して流行り物を作ったけどコケちゃったかなという印象。期待値は超えられませんでした。人災でしたオチは面白かったよ!