FREDDY

ザ・コアのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・コア(2003年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ジョン・アミエル監督がアーロン・エッカート、ヒラリー・スワンクの共演で制作したSFパニックである本作は、とある日の午前10時30分、ボストンでペースメーカーを装着していた32名の市民が謎の突然死を遂げたことを皮切りに世界各国で鳥の異常行動が見られたことで疑念を抱き独自に調査に乗り出したところ、何らかの原因で地球の核が回転を停止し電磁場が不安定になっていることを突き止め、"人類滅亡"を提唱し地球物理学の第一人者であるコンラッド・ジムスキー博士と接触、そして国防総省へと招かれ今後起こり得る"最悪のシナリオ"をジムスキー博士の補足を添えて国防総省のトーマス・パーセル将軍らに説明したところ間近に迫った未曽有の危機を防ぐという無理難題を突き付けられた地球物理学者のジョシュ・キーズが、トーマス・パーセル将軍の指揮のもと、ジムスキー博士や、ジムスキーとの因縁を持つ地中探査艇の設計者であるブラズルトン博士、核エネルギー学の博士で友人のサージ・レベック、誘導装置が誤作動を起こすも機転を利かせてスペースシャトル"エンデバー号"の不時着に成功したアメリカ空軍で宇宙飛行士のレベッカ・チャイルズ少佐とアイバーソン船長、そしてスティックリー飛行主任と凄腕のハッカーであるセオドア・D・フィンチなどといった各分野のスペシャリストを招集し、地球の核を"再始動"させるべく地中探査艇"バージル"に乗り込み地球の中心へと潜行していく様が描かれた作品となっているのだが、アーロン・エッカートやヒラリー・スワンク、デルロイ・リンドーにスタンリー・トゥッチといったキャスト陣の共演やそれぞれが見せる演技、彼らが創り上げたキャラクターなど惹かれるものはありますし、回転が停止してしまった地球の核を再始動させるために地球の中心に潜行するというミッションもまた単純に興味を惹かれ、どのような展開を迎えるのか気になったことも確かではある。ただ、暇つぶし程度の視聴ならばそれなりには需要があるものの、やはり2003年制作の作品なので映像のクオリティは今観てしまうと時代を感じてしまいますし、映し出されるものはよくありがちなミッションものでドラマ性も乏しいのでこれといって心を揺さぶるものもない。仲間や友情というものに焦点を当てるもこれまた教科書通りの展開を迎えますし、ミッション自体も現実味がなくてどうもいまいち理解できなかった。何も考えずに視聴することが大前提かと。
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