レズビアンの母2人と異母姉弟の4人家族。
18才になり大学進学で家を出る予定の姉ジョニが、
弟レーザーから話を持ちかけられ、
かつて精子を寄付した製造元を訪ねたことから始まる、
アメリカならではの一風変わった家族愛を描いたライト・コメディ。
少し間違えれば、下品になりすぎるコメディ・ドラマだが、
アネット・ベニングとジュリアン・ムーアの存在感が柱になり、
程良いシリアス感もありながら、肩の凝らない家族映画に仕上がっている。
5人が揃った場面での独特の空気感が素晴らしい。
思うようにままならないことがありながらも、
どこかつながっている家族の姿が微笑ましい。
型にはまらない家族に乾杯。