いがらっしー

能登の花ヨメのいがらっしーのレビュー・感想・評価

能登の花ヨメ(2008年製作の映画)
-
日本の田舎には、どこにも、そこならではの伝統や歴史が残されている事を思い出した。そして、それを必死で守ろうとしている人達もまだいる事に嬉しくなった。
祭りのキリコは残されるべき美しさだった。
若者がいなくなって祭りの山車の担ぎ手がいない…
こうした悩みは日本のあちこちでおこっているのだろう。
武監督の『きばいやんせ!私』(2019)という映画と似たようなシーンが出てきた時には驚いた。

様々なエピソードの中、私は、お婆ちゃんの息子さんの台詞に泣かされた。

田舎特有の閉塞感や密着感。
姑が、かつて嫁だったことや、ここで生きていく為に物凄い努力をしてきた事を理解し、想像出来た時から、主人公の気持ちが一変する。
辛い事があっても、それでも生きて行こうとする逞しさ。
『やってみようと思うんだ…能登の花ヨメ』
これからの二人に幸あれ!
いがらっしー

いがらっしー