このレビューはネタバレを含みます
実際にあった事件をもとにした映画。
リアルなだけに、ドラマや映画のような起承転結はないけど淡々と進んでいく感じがいい味だった。
1964年に最初の男女が撃たれた事件があり、その後20年近くずっと捜査を続けてたのは新聞漫画家1人だけ。結局いちばん怪しいとされてたリーが逮捕されそうになった瞬間1992年に心臓発作で死んでしまう。
指紋・筆跡鑑定・DNA鑑定がことごとく不一致になるから警察はお手上げ。容疑者も0の状態だった。
いろんな証言を繋ぎ合わせたら絶対にリーしかありえない!ギリ生き残った撃たれた男性も何枚もある顔写真からリーを指差した。それが決め手になって逮捕まで動けた!
けど結局リーは死んだし、やり直した指紋・筆跡鑑定・DNA鑑定全部が不一致。でもすごいのは、未だに捜査本部は再建されたまま。唯一の容疑者はリーで変わってないってこと。
60年近く明らかにできないリーのトリック(もう証拠に限りがあるから無理なんだろうけど)も、漫画家の執念も、ほぼ確実にこいつだと言っているようなもんな警察の今の対応もしびれるね!!!