ロバート・マリガンのフィルモグラフィーのなかで明らかに浮いちゃってるロマコメ。やっつけ仕事なんて言えないくらい充実した幽霊映画だった。幽霊オーラ皆無なジェームズ・カーンの陽気っぷり、32歳にしてすでに還暦な佇まいのジェフ・ブリッジス、いちいち感極まったトーンで話すサリー・フィールド、贅沢するぎる3人の演技だけ見てても飽きない。遊び人設定のカーンのキャラをそのまま活かしたエンディングがグッとくる。カッコイイやつは引き際も絶妙。脚本のチャーリー・ピータースを調べるとこの手のジャンルを沢山手がけているようなので何本か観ていく。