久保田靖史

トラック29の久保田靖史のレビュー・感想・評価

トラック29(1987年製作の映画)
4.0
 鉄道模型マニアの夫(クリストファー・ロイド)と、夫が趣味に没頭し相手にされず欲求不満でアル中気味の美しい妻(テレサ・ラッセル)そこへ現れた若者(ゲイリー・オールドマン)に昔、産み落とした我が子の姿を重ねると云うストーリー。現実と幻想のシーンが重なり頭がぐるぐるしますが、それもまた良し。そしてラストに全て収束します。
 私がこの映画を観たのは32年前の1990年1月大学卒業前でした。当時30歳のテレサ・ラッセルのムチムチボディにやられました。さすが監督ニコラス・ローグは自分の妻の魅力をよく知ってます。
 それと鉄道模型マニアの集会シーンは、アメリカ大統領選挙時に熱狂しすぎておバカに見えてしまうアメリカ人を皮肉もこめてうまく描いています。
久保田靖史

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