北海道出身の作家・京極夏彦のデビュー作を、あの実相寺昭雄監督が映画化した作品と云う事で、原作小説を読んだ後で鑑賞してみました。
実相寺昭雄が69歳で胃がん死する前年の作品ですが、あの"実相寺アングル"は健在としても、インパクトは「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」シリーズで子供の頃に観たものには及びませんでした。また630ページに及ぶ原作を2時間の映画にまとめるのも困難な作業だと思いました。
キャスティングは最高。特に原田知世は素晴らしいです。まあ、これは私が彼女なら何でも良く見えてしまうからかもですが。