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俺たちに明日はないのPoMooNのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
2.4
実話がベース・邦題としても原題名としても有名過ぎるこの作品をやっと視聴。個人的には期待に反して、まー、つまらなかった。内容は兎も角、この作品は当時、セックスと暴力はタブーだったのを表現した事で画期的だったらしい。
何故そこまで賞賛されたのか?の疑問もあり、それを踏まえて&最後のシーンも有名なので忍耐強く最後まで視聴。でなかったら多分、途中脱落してる。

なんの計画性も無く、行き当たりばったりの強盗と殺人。それもチンピラに毛が生えただけのクライド(すぐカッとなるし)。成り行きで行動を共にするボニーとクライドの兄夫婦とC.W.モスらは普通の一般人。なんだけど、全員どこかネジがずれてる。誰にも共感できなかった。時代なのか?ここでは「不況」がキーワードになっているのかも。強盗殺人で新聞に載ってヒーローの様に自慢しているが、不況の中、銀行のやり方に一般人は不満を持っていて、彼らをヒーローにしちゃったのか?クライドがボニーの母にこの不況が終わればまともに仕事するような事を言うが、ずっと逃げ回る事になる、との母の言葉が唯一頷ける。
恐慌だから、不況だからと銀行強盗を肯定は出来ないが、やりたい放題の彼らに胸がすくように感じた人々も居たのかも。

NHK/BSプレミアムにて録画視聴
No.1094
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