クラゲライダー

麻雀放浪記のクラゲライダーのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記(1984年製作の映画)
4.6
改めて見直すとドサ健は真のクズ、もとい真の博打打ちだったな。
麻雀の負けを恋人の家の権利書で払い、再び麻雀する為に恋人を吉原に売り飛ばす。
その上「あいつと死んだお袋だけは、迷惑かけたってかまわねえんだ」なんてすごい台詞。

最終決戦は、誰が主人公で誰が悪役かなんてどうでもよくなり、誰が勝ったかも問題ではなくなる。もしかしたらエンディングの後でドサ健が負けて、また権利書を手放すかもしれない。
ギャンブルなんて勝つ時もあれば、負ける時もある。
でも一つだけ確かな事、それは死んだら負け。
逆を言えば死ななければまだチャンスはあるという事かもしれない。

最近はMリーグなんてできて麻雀は健全なゲームですなんてアピールしているが、やっぱり家の権利書ぐらい賭けないと麻雀は面白くない、かな?