Maiko

麻雀放浪記のMaikoのレビュー・感想・評価

麻雀放浪記(1984年製作の映画)
4.2
博打の狂気と無情、ギラついた猥雑な空気が描かれているのにカラリと乾いた風が吹いている。84年の作品なのに戦後の風景がめちゃくちゃリアル。鹿賀丈史と加藤健一の色気にノックダウン。高品格の飄々としつつドスの効いた佇まい(障子開けたらヒロポン打ってる)がたまらんし、大竹しのぶの可憐さとしぶとさよ、、脇役まで全員キャラ立ちすぎてめっちゃ面白かった。名言ありすぎて書ききれない、出目徳の最期、ラストシーンも素晴らしい。色川武大名義しか読んだことなかったのでぜひ原作も読もうと思います。
DVDで観る人は特典映像の絵コンテが和田誠さん直筆なので見ると楽しい◎
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