思てたんと違う〜..
とはなったが、これは主人公の感情もそうなのかも知れなくて、これはこれで爪痕を残された。
ちゃんと色んな人がいて、まともな部分も、狂った部分も見せられる。
戦いたくて戦うために散々色んな狂った訓練を受けてきたのに、一発も敵に銃を撃つ事はなく着いたら終わっていた。
その不発感を、ちゃんと凄く味あわされる作品だった。
男性的思考の恋愛論で、よく「未解決なものを解決したがる」「解決しない事をずっと考えてしまう」と言われているが、ジャーヘッドにとってのこの戦争体験、兵役経験も、まさにそんな感じで、人生に砂漠のような虚無、影を落としてしまったのかも。
グロくないから観られるけど、主人公と同じ虚無の気持ちになる。
ヌルっとモヤモヤする後味。
音楽が最高にいいセレクト。