久保田靖史

ゴールデンスランバーの久保田靖史のレビュー・感想・評価

ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)
4.0
 伊坂幸太郎の同名小説の映画化。原作の舞台である仙台での撮影。ある権力により首相爆殺の濡れ衣を着せられた男の逃亡劇を描いた作品。国家、警察、マスコミが完全な悪と描かれる一方で、友人や同僚・家族の協力や励ましに助けられ生き残る主人公に素直に感情移入できます。
 ただし508ページの小説を139分の映画に収める事は難しく、これは原作を読まなければと思います。
 出演者では主人公の父親役の伊東四朗が素晴らしかった。そして竹内結子の美しさ、実に惜しい女優を失ったものです。
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