霊界とこの世の境がなくなり、人がひとり、またひとりといなくなるホラー映画。
インターネットという時代が始まりノストラダムスの大予言後の2001年に公開された本作。
“孤独”と”世紀末”に仕上げたこの映画からは、「社会や人との繋がり」の大切さ、「命の大切さ」を学ぶことができる。
同時多発テロ以降のホラー映画によく扱われるテーマだ。
例えば映画『ソウ』シリーズでも「命の大切さ」をテーマにしている。
『回路』は今の社会をも反映していて、公開から20年以上経った今でも、考えさせられてしまう。
印象的なのはゲームセンターのシーン。
前半賑やかだったゲームセンターであったが、後半では気がついたら自分1人。
ゲーム機が機会的に動いているだけで生命力を感じることはない。
日々生きていることに感謝しよう。