インターネットが世間に普及、浸透しきってない2000年当時だから描けたテーマだと感じました
「インターネット＝(顔の見えない)人との繋がり」という構図を「あの世とこの世の繋がり」に見立てたSF要素のあるホラーです
まだ鑑賞直後で咀嚼しきれてない部分が大きいですが、死とは何かという軸で物語終盤を解釈したくなる独特のメッセージ性を感じました
ジャンプスケアがなくジリジリとした恐怖演出が良く、特に霊が近づいてくる時の独特の動きは夢に出てきそうです
暗闇を意識したカットが多く、黒の中に浮かぶ黒・黒を際立たせるための光といった黒を印象付ける工夫がされており、物語を黒々と彩ってくれています
余談ですが子供の頃どうぶつ奇想天外！で見ていた加藤晴彦さんや若かりし武田真治さん、小雪さん、役所広司さんが見れたのも個人的には良かったです
