私の映画

回路の私の映画のレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
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パソコンがまだそこまで普及していなくてインターネットを使う人はごく少数だった時代。2000年に制作された映画なのですね。2000年というとつい最近のことのように思えるけどもう20年も経っているのか…それから20年が経っていまやもうインターネットを使ってない人間はおらずパソコンが進化を重ねて、人々は小型の電子機器、タブレットやスマートホンを使ってインターネットに繋がるようになった…めまぐるしい時代の変化ですね。初期のころのパソコンにこんな不気味な映像が映っていたら本当に怖いなんてものじゃないと思う。当時のインターネットは得体の知れないものだらけで、楽しかった。不気味な噂も沢山あって、それで本気で怖がっていたりした。

わたしはこどものころ動物奇想天外!という番組が好きだったんだけれども加藤晴彦はこの映画に出演していたころそのテレビ番組のレギュラーだったような気がする。あとあいのりにも出てたよね。小雪が大学生の役だなんて…やっぱり当時も大人っぽい雰囲気で綺麗。

黒沢清の映画には毎回不気味な廃墟が出てくるけどこれにもまた廃工場が…不穏な雰囲気を作るのが本当に上手いなあ…あまり集中して観ていなかったので幽霊とインターネット、開かずの間、人間が黒い痕を残して消える、その関係性が途中でわからなくなってきてしまった。

そして主題歌がわたしの思い入れのある楽曲、Coccoの羽根でスタッフロールに入ったときテンションがあがった
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