アメリカンニューシネマ!
この手の作品は解説なしには楽しめない。
自由ってなんだろうか、、、。
バイクに跨って旅するのが自由なら、そんな奴ら気に食わんから殺すのも自由なのか。
堂々巡りのこの思想は頭かち割れる。
自由と説くことと自由であることは違う。
自由に生きてる人たちのことを自由を説いている人たちは何となく腹立って貶したり批判したりする。
そんな中で自由に生きてる人たちはほんとに自由に生きてるのだろうか。
自由を説いている人たちの方がよっぽど自由に生きている。
ワイアットとビリーはレストランに行っても注文を聞かれないし、長髪だから後で片付けてやるかとか言われるし、なんとも不憫でならない。
ラストはインパクトありすぎ。
終盤、ビリーが自由になったなと言ったことにワイアットの無駄だという返事がこの作品の根幹なんだなと感じる。
新たな世界を受け入れることってめちゃくちゃ恐いけど、それを乗り越えていくことって人生において必要なことなんじゃないのかな。
前半は青春映画かと思うくらいの暖かい、アメリカンドリームとも言えるロードムービーで、そこに古き良き名曲たちと2台のハーレーダビッドソンが彩っている。
正直言ってこれだけで腹八分目くらい。
ジャックニコルソン演じるジョージハンセンのニッニッニッってやつ何回でも見れる。