MrTomatohead

きみに読む物語のMrTomatoheadのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
5.0
ようやく観れた、、、。

最初からなんとなく話の筋が掴める王道ストーリーになってるんだなってのは感じられるんだけど、それがそのまま観ているこちら側に浸透してくるというか優しさというか柔らかさみたいなものがあった。
この全体に流れる雰囲気が落ち着く。

そしてこの2人の化学反応よ!
ライアンゴズリングはララランドもそうだけどなーんか情けないというかもう俺っちどうしようかしらぁ😭😭😭みたいな表情が一級品だなぁ!!!
自分の弱さ、恥ずかしさを出せる役者って本当に素敵だなと思う!
人としても!

レイチェルマクアダムスの屈託のない笑顔にどこか腹立たしさを覚えてしまうのはおそらくおれが男だからなんだろうね
そのピュアさと愛くるしさが時に天然物の小悪魔的な感じにも映る時があってそこがまたいやらしくて嫌いになりそうなんだけど持ち前のパーッと晴れる笑顔が全てを持ってく。

"愛"だよねぇ、、、。
「どっちを選んでも傷つく人がいる」「人のことなんて考えるな。君はどうしたいんだ。」
このやりとりが個人的にはグサッと刺さった。
ガウディの"物事をうまくやるために必要なこと、第一に愛、第二に技術。"という言葉を思い出した。
ノアは確かに貧乏で将来性がないかもしれないけど、とんでもない愛があったからこそ365通の手紙を書いたり、家を建てたりしてる。
そこに愛があればどうしようか何をしようかなんて後でついてくるもんだ。
本当に愛しているのは何なのか?
一番何がしたいのか?
自分が選んだ道こそが正しいんだから選ぶ前にどっちが正しいのかなんて決められるわけがない。

そこに愛はあるんか!?

それこそ全て!!!
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