qp

プレデターのqpのレビュー・感想・評価

プレデター(1987年製作の映画)
4.0
 ダッチ率いる特殊部隊はゲリラから捕虜を救うため、ジャングルに侵入します。見事にゲリラの基地に奇襲を仕掛けて全滅させるが、その帰途に何者かに襲われ、という話です。

 最初の進み方が早くてすぐにジャングルへと入っていきます。それでもグダグダ感を感じてしまいましたが、ジャングルに気持ち悪い死体が見つかってから観ていて状況が変わります。

 奇襲したゲリラは弱くて面白くないです。ただ、それは序章で、国境から引き返すジャングルが舞台となります。色々と高度な機能を持った得体のしれないものがいて、その正体や特徴が分かるまで恐怖でドキドキします。

 逃げ出したり、自分勝手なものが出てくるのが普通の集団ですが、兵士たちは特殊部隊なのでよくまとまっています。ただ、個々の戦いからヒントを得ていってほしかったなと感じました。

 ダッチとの戦いはダッチが有能というよりも、ご都合的に感じました。銃撃戦だったのに肉弾戦になっていましたし、プレデターがあそこまで追ってくるならゲリラやダッチたちがゲリラのもとへ向かう際に襲えたのではないかと思いました。

 プレデターの正体が何なのかドキドキしていましたが、最後はがっかりしました。人間離れしたことをやりますが、それをやる必然性が分かりませんでした。気持ち悪いというよりも結局何なんだと思って終わってしまいました。

 この映画を観るとジャングルは歩きたくないですね。何か色々と不安にさせてくる作品ということで、恐怖映画としてはよかったです。
qp

qp