kanko

A.I.のkankoのネタバレレビュー・内容・結末

A.I.(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

息子の代わりだった子供のロボットのデイビット、本当の息子が病から戻ってきて要らなくなったからと作り先に返せばスクラップにされるからと森に置き去りにする行為。まるで世話する事の出来なくなったペットを捨てるのと同じ行為に思えて憤りを感じた。
けれどママに会える日を信じて、本当の人間の子供になれればとピノキオに出てくるブルーフェアリーを探し続ける。
20年くらい前の映画なのでやっぱり若干古さを感じる。それでももし20年前に映画館で観たならばとてもひき込まれるんだろうななんて思いながら観てたのですが終盤、デイビッドが自分が作られた場所に辿り着きそこに自分とまるっきり同じ姿のロボット達を見て絶望して海に落ちていくシーンからとても惹き込まれてしまった。
海の底でぶるーふぇありーを見つけてからの語りも良かったですね。
ママの髪の毛でママのクローン人間を作って再開することに皮肉を感じましたが1日だけでもママとの幸せな時間が過ごせて彼は本当に幸せだったのではないでしょうか。
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