後世に数々の影響を与えてきたタイムリープ映画の傑作。
まずタイトルが秀逸すぎる。
低予算だし、あまり有名な俳優も出てないので当時は地味な扱いだったし、整合性がどうの、矛盾がどうのと批判もあった。
でもこれはそんなことを論じる映画ではない。一人の男が、愛する女性や家族を救うために命を懸けて、いかに最後の決断に辿り着くかまでを描いた物語。そこが一番観るべき部分。
正直、あのラストは予測出来なかったし、途中で伏線のセリフがあったのには涙。
他のバージョンのエンディングも観たけど、劇場公開版が一番しっくりくる。オーディオコメンタリーでも「その他のエンディングでは主人公が何も学んでないことになる」と言ってて納得。
あまり有名な人は出てないけど、主人公と同部屋のマツコ・デラックスとか囚人仲間のカルロスとか、意外と良キャラ多し。