erityhoney

旅立ちの時のerityhoneyのレビュー・感想・評価

旅立ちの時(1988年製作の映画)
3.7
「親と子の関係」は、子が親になったとき、また一つ別の「親と子の関係」になるのだと、感じました。
家族は離ればなれになってはいけない。けれど、例え離れていても、いつまでも互いを思い遣って生きているものなんだと、大きな愛を感じさせて貰える作品でした。
始まりから終わりまで、犯罪一家特有の不安感を感じ、時おり訪れる平和な時間が、本当に愛おしい。
何でもない普通の生活が、本当に得難い幸せなものなのだと感じさせてくれる映画です。

ラストでグッときたけど、素晴らしい作品なので、もう少し先の未来まで観せて欲しかったです。
erityhoney

erityhoney