セナカズ

真夜中の虹のセナカズのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の虹(1988年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

同監督の労働者三部作の内の2作目。

炭鉱の閉鎖によって職を失った坑夫が、自殺した父のキャデラックコンバーチブルを譲り受け、街に出る。強盗に全財産を盗まれ、職も見つからず、住むところもままならず、持ち金も淋しくなった頃、子持ちの女と親しくなるが、あることから警察に捕まり刑務所暮らしに。そこで知り合った殺人囚の男と彼女の協力を得て脱走を企て成功、急ぎ結婚式をあげるが警察から逃れるため海外逃亡を決断、資金集めのため銀行強盗をしパスポートと逃走ルートを取得する。が手配師の裏切りに合い仲間の男は撃たれて死ぬ。そして男と彼女と子供を乗せたボートがブラジル行きの外航船に向かう。その船名は『ARIANA』。作品のタイトルであった。

ふーっ。一気にあらすじを書き上げましたが、アメリカンニューシネマのような波瀾万丈の男の物語。淡々たした会話と内容が他の作品同様に段々と心地よくなって来る。
心に残る面白い作品でした。

また、同監督の好みの役者を使っているのか、段々と馴染みになり親しみを覚えてきたのが、何故か嬉しい。

それにしても、どの作品もタバコのシーンが途切れることがないくらい吸いまくっていました(笑)
セナカズ

セナカズ