kupa

真夜中の虹のkupaのネタバレレビュー・内容・結末

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

パラダイスの夕暮れに比べて、主人公たち2人の性格が捻くれてないのでスッと入ってくる。でも同時に、捻くれカップルならではの意地の張り合いから来る、次どうなるんだ?みたいな危うさには欠ける。個人的には、登場人物に共感しやすいのは今作だけど、展開としては前作の方が好きだった気もする。

今作の相棒は前作の主人公役の人で、魅力的なキャラなんだけどやはり前作の相棒には敵わない。でも今作にはこれまた最高なガキが登場するし、死に行く相棒が車に乗ったままルーフが閉まっていくシーンはめちゃくちゃ面白い。

もし前作と今作が同じ世界の中で描かれているとすれば、本当にみんな、幸せになって欲しい。それぞれのタイムラインを経てどこかへ旅立っていくのは、Road96みたいだと思って感慨深かった。
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