みちゃまる

真夜中の虹のみちゃまるのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
4.0
炭鉱で働いていたカリスネンは閉山と共に失業。父親も世の中に失望し、カリスネンにキャデラックを託し自殺してしまう。何故かルーフが閉じないキャデラックを走らせ、希望を求めてカリスネンは南へ向かう。

開始3分程度で失業し、親父が死ぬスピーディ展開。いつもの通り暴漢に襲われ、いつもの通り一目惚れ。次々と起こるアクシデント。そしてルーフ閉まるんかい。シリアスシーンなはずなのに笑ってしまった。

雨が上がれば虹が出る。虹は希望の象徴。ラスト夜の海で彼らが見たのは希望の船か。
毎度のように展開は同じような感じだけど、何故かクセになるカウリスマキ作品。所々シュールな笑いがあるのもたまらない。
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