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男はつらいよ 柴又より愛をこめてのmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.7
2024年、今年もお世話になりますよ、寅さん。
本年もよろしくお願いいたします。

『男はつらいよ』シリーズ、第36作品目。
あと15作品ぐらい。今年で完走できるかな。

寅さん、相変わらずで。
夢物語、ついに宇宙へ。宇宙飛行士。
すごい才能と技術を持ってすごい名誉な職業のはずなのに、茶化しまくり。

ここまで寅さんがこんな感じにすると、宇宙飛行士を夢見たくなってしまう。
発射直前でビビる寅さん、とにかく漏れる漏れないを気にする寅さん、やりすぎで笑う。

タコ社長の娘、あけみ。美保純。
そこそこ前から出てきてて存在感を要所要所で発揮していたが、結婚式以来スポットライトが当たらなかったが、今回ここで改めて。

と言うか、あけみ、失踪する。
急に失踪して行方不明。そこで寅さんの出番、旅先で彼女を割と簡単に探し当て、あけみと旅を共にする。

しかし、寅さん、、、そこはやはり寅さん。
あけみを探し当てて2〜3日少し旅を共にしてあけみの気持ちをほぐして、、、なんて、気の良いことを言いながら、結局旅先で出会う人たちとどんちゃん騒ぎ。

寅さん、その宴会の主役の地元の島の美人の先生にいつも通り“ホ”の字。わかりやすすぎ。

あけみ、、、その間に、旅館の息子といい感じになってしまう。
だけど、あけみは人妻、、、それはダメだと、慌てて柴又に帰りたがり、志半ばの寅さんと柴又へ凱旋。

半ば夢破れた形でいつも通り心ここに在らずの柴又の寅さんのところに美人先生、登場。
一気に起死回生の寅さんだったが、、、そこもまぁいつも通り。今日も陽が落ちる。

その先生がなぜ東京に来たのか、それは寅さんに会いに来てる、、、わけでもない。

それは今までだってそうじゃないか。
いや、何度か、寅さんのために来ている時もあったけど、しかも、それを寅さんがわかって引き留めてたこともあったけど。

今回のマドンナ、美保純、ではなく、栗原小牧。
今までのマドンナに比べると庶民的な雰囲気があって身近に感じる。
だからこそ、少しワケありで素朴で、一般家庭にある人間味のある話になってる気がする。

ここ最近の寅さんは旅先以外の柴又付近でもロケが多くて開放感がある。
さぁ、残り15作品ぐらい、ここからどんな進化をするのか、、、しないのか。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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