さぁ、ゾンビをぶっ殺そう!
わくわくすることが余り無くなってきた昨今。
B級映画で気晴らししてみるのはどうでしょう。
ロバート・ロドリゲスが放つ超B級ゾンビ映画。
いやいや、モラルの崩壊っぷりが最高でした。
生物兵器の漏出でゾンビ化した住民を相手に、ぶっ飛んだ面子が勢揃い。
敵も味方も分け隔てなくネジが飛んじゃってました。
ただね、B級感がわざとらしいのが残念なとこ。
その点ではデスプルーフの方に軍配が上がります。
また、ロバート・ロドリゲス節がコテコテ過ぎるのもマイナスポイント。
デスペラードやフロム・ダスク・ティル・ドーンなどではその美学に抑えが効いていた。
今回はちょいとくどい印象。
ただね、並外れたユーモアとアイディア、そしてもの凄いハイテンションで押し切ってくる。
だから、最終的には楽しいんですね。
中盤。
武器を携えた人々を車にわんさか載せてゾンビを蹴散らしていくシーン。
言葉に出来ないわくわく感。
ゾンビをぐちゃっと轢き殺すのを爽快と感じてしまうのは人としてどうかとも思うけど、
それがこの映画の最大の魅力でしょ。
勢い余って愛犬まで轢いてしまうところでは思わず吹いてしまいました。
笑った笑った。
なんたるモラルの崩壊。
不謹慎な笑いは映画の特権だと思います。
そして、その後の片足マシンガンにはただただ唖然となります。
いや~、ロバート・ロドリゲスって頭おかしいんだな。
そんでもって、結局は好きなんじゃんか。
とても良いストレス発散。
現実ではワンちゃんを可愛がるモラルをしっかり持ってるのでご安心を。