「すごかった〜」という感想、映画においてはありきたりかもそれないが、とにかくこの映画はすごい。すごいの一言に尽きる。ストーリーも演出も完全に観客を置いてきぼりにするほどエネルギッシュ。カルト的人気作という噂そのまま、引き込まれて具合は相当なもの。観終わったら元気でる。バイセクシャル的な描写や“トランシルヴァニア星雲トランスセクシャル星”なるものも、クィア映画の先鋭的ポジションだったか。
婚約済みの男女カップルが道に迷い、たどり着いたホテルでは何やらヤバそうなパーティが開かれていて、ホテルのやばい主人によってカオスな展開に巻き込まれていくストーリー。2017年には古田新太がフランクリン・フルター役で舞台化されていたみたい。
エブエブがアカデミー賞作品賞を取った2020年代にもしも上映されていたら、もしもがあったかも……?