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ソフィーの選択のvivoのレビュー・感想・評価

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
5.0
まさに胸が張り裂けそうな選択。どんな選択をしても自分を許せるはずがない。苦しみを抱え、本能的に幸福を避けながらも幸福の兆しに惑いつつ、死に方を探すように生き続けるという贖罪の姿がひたすら哀しかった。メリル・ストリープの演技が圧巻で、表面的な華やかさと朗らかさの一枚下にある絶望を感じさせる表情や、ポーランド訛りの英語やその他の言語を自然に喋る技術に舌を巻いた。危うい陽気さとカリスマ性を備えた人物を演じたケビン・クラインもハマリ役で魅力的だった。
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