キッチャン

たそがれ酒場のキッチャンのレビュー・感想・評価

たそがれ酒場(1955年製作の映画)
4.3
 セットが凝っている、居酒屋の階段を上がった所にステージがあり、その脇は楽屋。
 登場人物は小杉勇、多々良純(人の酒を飲み干す小判鮫は笑いました)、東野英治郎、加藤大介、宇津井健、野添ひとみ、津島恵子などで、天知茂はちょい役で居酒屋から階段を駆け下りるシーンで確認。
 素晴らしいグランドホテル形式の映画です。
 ファーストシーンは店の店内を映した後壁に貼られたお品書き、そこに音楽が流れ一気に映画の世界へ引きずり込んで行きます。
 対馬恵子がアイマスクをつけた踊りも素晴らしい。
 ラストは小杉勲とスカウウトされた若い歌手と歌手の師匠との3人がじっくり話し込んで映画が終わり良い余韻が残りました。
 付け加えると宇津井健と野添ひとみの恋愛感情もさりげなく描かれています。
 予告を映画に変更。