Toshiko

バグダッド・カフェのToshikoのレビュー・感想・評価

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)
4.5
1987年、ドイツ。この頃は西ドイツなんでした。なんてノスタルジー。
最初にこれを観たのは93年頃だったはず。ぜんぜん華やかではないし、有名な俳優も出てこない。でも、優しいんですよ。


(以下多少ネタバレあります)





あらためて今回見返して、人種の多様性が際立ってた。ヤスミンがブレンダの娘と仲良くなるシーン。「手の中は白いのね」って台詞でドーっと泣けた。自分と違うと思ったところを素直にそのまま口にしてるんだけれど、差別的ではなく、違うものをただ違うと認める。そういう優しいシーンだった。
肌の色もこれまでの生活もすべて異なる人たちが、なんとなく一緒に集まり、ちょうどいい距離感で共生する。そういうお話。
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