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バグダッド・カフェのkerolineのレビュー・感想・評価

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)
4.0
日常系映画
ダイナー内の陰気な雰囲気や人間模様、不味そうなコーヒーが
独特の世界観を構成している
キーポイントはコーヒー
それぞれの人物のコーヒーに対する嗜好や態度が、各人の人物像や立ち位置を殊更に際立たせている
コーヒーの味の好みで性格の相違を表現しているのが特に面白い
ヤスミンと同様、自分は濃い目のブラックコーヒーが好きなので「茶色いお湯」と揶揄されたアメリカンコーヒーなんかとてもじゃないが飲む気になれない
そんなアメリカンコーヒーだが、飲み方を変えたり自分の味覚が変われば美味しく味わうことが出来るのかもしれない
同じく、価値観の異なる人や考え方に対しても、自分の見方や考えを多少変えることが出来たら互いに理解を深め合えるのかもしれない

アメリカンコーヒーを好む彼とは、ヤスミンはその後上手くやれたのだろうか?
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