鹿shika

バグダッド・カフェの鹿shikaのレビュー・感想・評価

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)
3.9
モハヴェ砂漠のハズレにある、寂しげなモーテル「バグダット・カフェ」。夫婦で切り盛りするも、喧嘩が絶えず出ていく旦那。ある日、ドイツ人の女性がやってきて、、

ずっと好きな映画!
最近好きな映画見れてなかったから、時間割いて見た〜
あったかいんだよねこの映画は、、
この一年私も新しい出会いがたくさんあった一年だったから、今年の内に絶対見たかってんな。

まず女主人のジャスミンは毎日イライラしっぱなしで、働かない旦那と、すぐ遊びに行く思春期の娘、そしてピアノを練習する息子。そのピアノの音にまたイライラして、、

こんなはずじゃなかったと1人になった時に思っている感覚とか、毎日怒るのも疲れるのよね。

そして久しぶりのお客さんに戸惑い、それも期間のない滞在に逆に不審に思うという、余裕のなさも分かりやすい。

しかし彼女が来たことで良い方向にどんどん流れが向く。
人の心を開こうとしているわけではないところがまた良い。

近年は都会の人間関係に疲れた人が、田舎に移住して人生が上手くいくようになったという物語が多いけど、
都会の女性が砂漠に来て、砂漠の人間関係が上手くいくという、逆の感覚が面白いんよね。
鹿shika

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