ダイゴロウ

橋の上の娘のダイゴロウのレビュー・感想・評価

橋の上の娘(1999年製作の映画)
3.6
DVDにて鑑賞。
はじめて鑑賞するルコント監督作品。

人生に絶望した若い女とナイフ投げの男の純愛ともいえる奇妙な関係性が描かれる映画。

1999年公開ながら、敢えてモノクロ撮影とするなど、特に画作りにこだわりが感じられる作品。

物語としては、男と出会った女が成功していく部分に『プリティ・ウーマン』にも通ずる悪い側面を感じたが、より共依存的で対等である点において、こちらの作品の方が健全な印象を受ける。
とは言え、肝心?のラブコメ的な要素の面白さは欠けている印象で、個人的には少し物足りなく感じた。

最後の場面をまっすぐ受けとるべきかどうかは解釈が分かれるように思う。