輪

ヴィタールの輪のレビュー・感想・評価

ヴィタール(2004年製作の映画)
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この世に生きた彼女の噐を、
細胞まで愛している主人公。

最期の最後で柩に追い縋るシーンで、
いつも涙が出てしまう。
後ろ姿、佇まいのみで
際立つ表現が出来る浅野忠信さん。

夢と現・生死の境を行き来するような表情、夜叉に精気を吸い取られつつも
別次元のエネルギーを注がれているような
空気感を醸し出すことに長けている。

本物の役者は、霊的な感覚に優れている人
でなければ出来ない。
輪