ニシ

青色革命のニシのレビュー・感想・評価

青色革命(1953年製作の映画)
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「結婚行進曲」「愛人」みたいなバチバチな構図を今作からは窺えないので、多少の物足りなさはあるけれど、二枚目俳優なのになぜか女口調の三國連太郎と千田是也の捻くれにテンポのいいツッコミを入れる教授夫人が出てくるたび、映画がリズミカルになっていて好きだった。

小津映画にもみられるように、革命を起こすために必要なことは保守的な組織に組み込まれることだという、何かの本に書いてあった人類共通の強いメッセージが今作からみれて幸せです。

久慈あさみが三國連太郎から千円パチったでお馴染みのハチ公像に行ったんですけど、それとは別に中国だか東南アジアだかどっかの国の旅行者なのかなんなのかの人達が渋谷駅前でサークル築いてて、そっちの方に目がいっちゃった。一分間くらい見てみたけど、フィルムカメラみたいなので撮影役みたいな人がそのサークルの動画撮ってたことくらいしか情報得られなかった。
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