くじら

預言者のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

預言者(2009年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

 孤児だからかアラブ系にルーツを持つものの、字も読めず刑務所内で拠り所のなかった主人公マリク。しかしある時コルシカ島系の受刑者グループにとって不都合なアラブ人を殺すように強要されてから彼の人生に転機が訪れる。コルシカ島系のグループの召使いをしながら、そのボスにとって都合がいいように配給係や外出許可をもらう。先に出所した友人と麻薬のビジネスを始めるも、南部の連中に邪魔をされたり、ボスからのお使いをして鹿とぶつかるのを予言したり。
 外出許可をもらい出所した友人と組んで外で人を殺し、送れて刑務所に戻って懲罰房に入った間に刑務所内は乱闘が起きていた。その後懲罰房から出たマリクはアラブ系?の中で地位を確立しており、言うことを聞かせようと寄ってきたコルシカ島系のボスを殴らせた。最後、出所するアリクを迎えてくれたのは友人の妻と子どもだった。

感想
 脱獄してないけどなんかショーシャンクの空を見てるような気持ちになった。コルシカ系でもアラブ系でもどちらにも馴染めていなかった主人公が、次第にコルシカ語が分かるようになったり、最初の問答で特に宗教はないと言っていたのに予言をしてきた?相部屋の受刑者とグルグル回ったり、段々自分の立ち位置を掴んでいく話だなと思った。
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