ジャック・オディアール監督特集にて視聴
オドオドし刑務所に入って来たマリクは実質的に刑務所を仕切るセザールに裁判で証人となるアラブ系男を殺す様にと命じられる。
マリクが刑務所内での変化の過程をタハール・ラヒムが丁寧に演じていた。ほぼ刑務所内でのシーンで出来ていて、カメラワークや照明に技をが見て取れる。
一度観ていてすんなり観終わるなと軽く思っていたが、内容はヘビーでフランス版マフィアの内情で重苦しく尺も長い。まるで自分も刑務所にいるかの様な錯覚に襲われた。
セザールの栄枯盛衰とマリクののし上がりのストーリーはフランスの多民族問題をも含んで語られる。