ユカートマン

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのユカートマンのレビュー・感想・評価

4.0
余命わずかな重病患者二人が病院を抜け出し、さまざまな強盗を働き、海を見に行く物語。ポスターの左側の男が若い頃のゲイリーオールドマンに似てて気になり鑑賞。

一応アクション映画なんだけど、おバカな人がたくさん出てきてコメディ映画かと疑ってしまうほど面白かった。一人で観てるのに声出して笑った。昭和の刑事ドラマを彷彿させるカメラワークやBGMのチープさだけどそれもまた良い。ドイツ人にとってもベンツは富の象徴であるってことは知らなかったな。あとわざわざ合法的に買春できるお隣の国オランダまで行ってするのも面白い。超大国でありながらイギリスやフランスと違い、車とかサッカーとかWW2中の文字通り黒歴史とか、とにかく私の中でドイツは男臭いイメージで(この映画も十分男臭い)、音楽や映画、ファッションなどポップカルチャーの中心地とは言えない全く未知な国だったが、ほんのちょっとだけ垣間見れたような気がした。観る前にかっこいいと思っていたおぼっちゃまの方より、DQNの方が渋くて強くて小賢しくてかっこよかった。
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