【当たって砕けろ】
ボビー・ファレリー&ピーター・ファレリー監督によロマンス・コメディ作品
〈あらすじ〉
高校生の時に、才色兼備で学園一の人気者メリーと卒業パーティーへ行くチャンスを手にしながら、人には言えないような事故を起こして入院するハメになったテッド。それから13年後、今も彼女のことが忘れられない彼は、探偵に彼女の調査を依頼する。だがその探偵は彼女に一目惚れしてしまい、彼女をあきらめるように彼に嘘の報告をする。それでも彼女の住むフロリダへ向かった彼の前に、次々とライバルが現れる…。
〈所感〉
中学生みたいなソフトなスケベ・下ネタ映画なのかなぁと軽い気持ちで見たらまぁまぁハードな下ネタのオンパレードで逆に良かった。ベン・スティラーと言えば名刺代わりの一作が『ナイトミュージアム』という印象だが、やはりコメディが似合う個性派。金玉事故前の『close to you』が不意打ちだった。最近『ジョーカー・フォリ・ア・ドュ』でレディ・ガガが歌ってたから。デート前に落ち着くために一発抜いておこうと必死でオナニーする姿がオモロすぎる。確かに男はヤリたい欲が強すぎるのがデフォルトだから、まず抜いて賢者になってから事に臨むことで身の破滅を防げたりする。ジャンポケの斉藤メンバーもこれを知ってれば良かったのにね。それにしてもこの時のキャメロン・ディアスは今迄私が見た洋画の女優の中でもトップクラスに美人ではないか。そりゃあ男は皆メリーに首ったけである。まさかジャケ写のツンと飛び跳ねた髪の毛が精液ジェルだったとは思いもしなかった。何はともあれ、どんな男にも頑張り方次第で、ストーカーにもなれるし、意中の彼女を捕まえたりもできる。生きてるだけで罪深い女メリーに幸あれ。
いの一番に 飛んでいきましょ
昔の女なんて おさらば
心に火がついたら もうそれだけ
他人の事など どうでもいい
その気になれば いつでも逢える
噂 気にするなんて ないじゃない
当って砕けること 忘れないで
恋を知らずに 何が出来ようか
サザンオールスターズ『当たって砕けろ』より