このレビューはネタバレを含みます
久々に見応えのある邦画に出会えた!!
と思っていたのに、終盤がちょっと…。
終盤のある演出を除けば文句なしに良い作品でした。
行き場をなくした少女と少年のロードムービーとしても面白かった。2人の出会い方も好きだし、道中で出会うレズビアンカップルとのエピソードも良い。
あと、カルト教団内部のシーンも結構リアリティがあるんじゃないかと思った(実際は知らないけど)
元信者の西島秀俊が逃亡中の信者に向けて言う
「お前は信じてるんじゃない、信じたがってるんだ」
という台詞に妙な説得力を感じた。
宗教またはその類のものにハマった事は無いけど、一度崇拝してしまうとそういう思考に陥ってしまうんだろうな…。
あと、言うまでもなく谷村美月は本当に上手いなぁと思った。
非現実的ではあるけど、妹と再会して3人でただ歩いていくラスト…は嫌いではない。エンディング曲もえっ!?と思ったけどメッセージ性があるからまぁいいか。
でも一晩にしてコウイチが白髪になったのは本当によく分からない。
この演出だけが変なせいで、一気に冷めてしまって、残念。