niko

カナリアのnikoのネタバレレビュー・内容・結末

カナリア(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

カナリアという鳥は、毒物に敏感である事から毒ガス検知に用いられるそう。日本でも1995年の地下鉄サリン事件を受け山梨県上九一色村の強制捜査の際、カナリアを携行している様子が報じられた。この作品のタイトルはここから付けられた。だが自分はタイトルの意味をこう捉えた。実態以上にひ弱な、外の世界で生きられない事の比喩表現である「籠の鳥」だと言われているカナリアは、まさに光一と由希そのものだと....

ラストの光一のセリフ「生きていく」にはこの世界から必死にもがこうとする意志と力強い生命力が感じられた。
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