としこし

嵐が丘のとしこしのネタバレレビュー・内容・結末

嵐が丘(1992年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

小説は過去に読んでいて、憎しみと復讐に生きるとにかく不幸な人の話だったこと、周りの人皆不幸になってたこと、暗い事ぐらいしか記憶になかった。
映画もそんな感じだけど、美しい風景の映像でヨーロッパの田舎の雰囲気を感じることができた。
キャストはすごく合ってたと思う。感情が豊かなビノシュ、すごいこじらせてるレイフファインズ。
ただ、本ではなく映像で観てると、途中からヒースクリフが粘着質なストーカーに見えてしまった。相思相愛でも身分の関係で結婚できない悲恋なのだけど、ヒースクリフは自分の思いを受け止めてもらえない悲しみが怒りに転じてしまい、キャシーが困ろうが自分の感情が先。しかも表情があまりかわらないから、余計にストーカーに見えた…
キャサリン来てからヒースクリフが死ぬまではけっこうあっという間で、もう少しヒースクリフが精神的におかしくなっていくところを時間かけた方が良かったのではないかと思った。
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