眠りから覚めた仮面ライダーZO。宏君を守るべくネオ生命体との戦いに挑む。
圧巻の仮面ライダー映画。48分の中にグロテスクでかっこいい怪人のデザイン、子供との交流、見応えあるアクションと爆発、走り去るヒーローを全部詰めてしまっている。
とにかくネオ生命体のデザインと映像表現が神。ダークさと神聖さを両立させたゴシック調の怪人たちがたまらない。ドラスの再生する腕、ストップモーションの蜘蛛女、ネオ生命体の誕生ギミック。CGと実写の過渡期の時代ならではのキモさと人力を織り交ぜた表現の豪華さとかっこよさに釘付けだった。90年代特有のダークな雰囲気の映像にも良く合っている。
昭和ライダーでも平成ライダーでも令和ライダーでも観られない唯一無二の存在感とデザイン。時代が産んだ傑作でしょう。