MountainDewMan

ライフ・オブ・デビッド・ゲイルのMountainDewManのレビュー・感想・評価

3.5
ケビン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット、ローラ・リニーなど、実力者揃いのキャスティングのおかげで、ストーリーがより深く感じた。

今作は、誰でも一度は考えたことがあるであろう死刑制度の是非がテーマとなっている。

確かに、懲役刑だけでは拭えない程の罪を犯した者には死刑というのものが必要かもしれない。しかし、その者が本当にその罪を犯したと100%言い切れるのか?
自分は映像にでも残っていない限り100%とは言えないと思う。
中には、映像には残っていなくても99%確かな証拠が存在するときもある。しかし、残りの1%が真実である場合もあるかもしれない。いや、過去に実際にあった。
何の罪もない人を殺して処刑される者がいるように、何の罪もないのに処刑されてしまう者もいる。
果たして、この事実に目をつぶってまで死刑制度はおこなわれるべきなのか?
その答えは自分にはわからない。
なぜなら、死刑制度が存在するために、抑制されている犯罪もたくさんあると言われているから。

ただ、人を殺すほどの憎しみや悲しみを持った人にとって、死刑制度がその思いを留ませるほどの力があるのかは少し疑問である。
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